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  WCCニュース      No.34  (2008.1.21発行)
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ヘッドライン
  No.35(2008.1.21)
◇ 融資の累計が3億6,400万円、97件に―融資審査・融資実行のご報告
      NPO法人 「ひらつかエネルギーカフェ」
      06年度活動報告、決算報告の主な内容
      ワーカーズ・コレクティブ ほっとリンク
      企業組合 ワーカーズ・コレクティブにんじん
      NPO法人WE21ジャパン藤沢
      NPO法人WE21ジャパン相模原
◇ コミュニティ・ファンドによる環境コミュニティ・ビジネス支援モデル事業
◇ 貸金業法施行の政令に対し意見書提出、金融庁と意見交換
◇ グラミンバンク講演会「社会を変える金融」&パネルディスカッション「地域金融機関の本質は」に参加
◇ 第3回全国NPOバンクフォーラムのご案内
◇ 本のご紹介
◇ WCC事務所 転居のお知らせ
◇ 返済完了先から「車は活躍!」の礼状
◇ 組織・資金・融資状況(07年12月末)

◇融資の累計が3億6,400万円、97件に
    ―融資審査・融資実行のご報告―


  07年6月〜12月に開催された融資審査委員会では7件について審査を行い、融資を決定し、その内6件について12月末までに融資実行しました。この結果、融資の累計は97件、3億6,478万円。市民の意思あるおカネが市民事業や教育の費用に生かされました
  06年度活動報告、決算報告の主な内容 (平塚市)
    エネルギーカフェ「みかんや」立ち上げ時の設備資金 100万円

  2007年8月、全国で始めて平塚駅近くの代官町にエネルギーカフェ「みかんや」がオープンしました。エネルギーカフェとは、市民が電気やガスなどのエネルギーを使用する中で疑問に感じることや相談などを気軽にでき、コーヒーや紅茶、ケーキなどが楽しめる「場」のことです。使用されていない元お年寄りの隠居所をリフォームしました。「省エネナビ(エネルギー消費量がリアルタイムに表示される器具)の貸し出しを行い、イベント会場にも貸出されます。
カフェ店内から庭を望む
カフェ店内から庭を望む
 「みかんや」を運営しているのはNPO法人ひらつかエネルギーカフェ。地球温暖化・二酸化炭素・化石燃料エネルギー問題を生活・まちづくりから考え行動することを目的に2004年から活動してきました。
 今回、このエネルギーカフェ開設に伴う備品購入資金の一部について借り入れ申し込みがあったものです。融資審査委員会では、提出された資料、ヒヤリング、現地調査等を基に審査を行いました。
カフェの建物自体が
断熱に配慮した省エネ型
カフェの建物自体が断熱に配慮した省エネ型
 この結果、採算が取れにくい事業ではあるものの、家庭・地域から環境問題を解決するカフェという地域の「場」を設定するという意義ある事業であること、大家さんがこの事業に賛同しリフォーム費用は大家さん自身が負担、家賃もとらないという支援条件があり、さらにメンバーが無償で接客にあたること、長期助成金の見込みがあること、近くのスーパー等の立地から融資を決定し、7月23日に実行しました。
■融資金額;100万円
■期間;60ヶ月   ワーカーズ・コレクティブ ほっとリンク(横浜市港南区)
  パソコン業務サポート事業の立ち上げ資金130万円

 今や、パソコンは職場でも家庭でもなくてはならない道具になっています。しかし、使いたいソフトのインストール、操作、セキュリティの設定、独特の用語等に四苦八苦している人が多いのも事実です。
市民事業の現場では、本来の業務に忙しくコンピューターのスキルを持つ人も多くはありません。そこで、市民事業の人々に、パソコンを便利な道具として安心して使える環境を提供したいと、07年5月、5名のメンバーによって「ワーカーズ・コレクティブほっとリンク」が設立されました。
業務内容は、パソコン相談窓口、市民事業団体のパソコン関連業務の受託、講座の開催、ホームページ作成、調査研究のデータ分析業務等。

          パソコンイラスト1           パソコンイラスト1
 今回、事業の立ち上げに伴うパソコン、及び周辺機器等購入資金の一部について借入れ申し込みがあったものです。
 融資審査委員会では、提出資料、ヒヤリング等をもとに審査を行いました。
委員会では、市民活動や市民事業をITの面から支援する市民事業は待たれていたこと、家主さんの支援(家賃は月1万円。但し家主の植木を枯らさないこと)や、基幹のパソコン関連業務の受託が見込めること等から融資を決定し、9月18日に融資を実行しました。
URL: http://www.wco-hotlink.com/
■融資金額;130万円
■期間;36ヶ月
  企業組合 ワーカーズ・コレクティブにんじん(横浜市都筑区)
    惣菜・お弁当の配達車両購入資金50万円

   企業組合(略:企)ワーカーズ・コレクティブ(略:ワーコレ)にんじんは、惣菜・仕出し・弁当事業を5箇所のブランチで行っている市民事業団体です。
安心な食材(非遺伝子組み換え(NON-GMO)・ポストハーベストフリーのトウモロコシと大豆カスなどをが飼料の豚など)にこだわった手作りの惣菜、お弁当を生活クラブ生協デポーで販売したり、近隣のオフィス、学校、デイサービスセンターなどに配達しています。
廃油は「かわさき石けんプラント」に送り、廃油から作られる石けんを購入・使用、また、タイ、ラオスの子どもに教育の機会を提供する「ダルニー奨学金」に支援するなど、環境問題、NGO支援にも取り組んできました。
 今回、横浜市都筑区大丸ブランチで営業車両としてリース車両の車検・契約切れにあたり、車両を買い取ることに決め、その費用の一部について借入れ申し込みがあったものです。
まだまだ使える車両を使いまわす。これもエコ
まだまだ使える車両を使いまわす。これもエコ
剰余金(積立金)はあるものの、厨房施設のリニューアル資金として保全の方針でした。融資審査委員会では、提出資料、ヒヤリング等をもとに審査を行いました。
この結果、事業運営は他の借入金の返済も含め厳しい状況ではあるが、総事業高が対前年比で102%、07年6月も黒字を達成していること、近くの高校の夏合宿の食事(朝・昼・夜)の請負など、積極的な地域展開を評価し、融資を決定しました。
■融資金額;50万円
■期間;24ヶ月   NPO法人WE21ジャパン藤沢  (藤沢市)
    リサイクルショップ「WEショップ」の不動産の更新契約費用
      「鵠沼海岸店」 120万円
       「藤沢店」   80万円 

   NPO法人WE21ジャパン藤沢は、モノにあふれた生活を見直し、環境や人間の安全に配慮した生活スタイルへ転換していくことを地域に広めながら、アジアの特に女性たちと連携し、互いに学びあい公平・公正なルールをつくることを目的にする、藤沢をエリアとするNPO・NGOです。
この目的のために事業として、現在、藤沢市内に三つのリサイクルショップ(藤沢、湘南台、鵠沼海岸)を運営しています。ショップへの品物は無償で提供してもらい、有償のマネージャーの他は、全員ボランティアによる運営です。提供された品物は、点検・値付け等を経、お店に並べられます。
WEショップ鵠沼海岸店の店内
鵠沼海岸店の店内
 今年度、支援事業等委託費について、これまでのWE21ジャパンとWE21ローカルとの按分方式の他に、定額方式があらたに導入されました。定額方式の場合、賃貸借契約の主体になることになりますが、WE21藤沢は定額方式を選択しました。
 今回、鵠沼海岸店、藤沢店が家主との賃貸借契約の更新期限となり、両ショップの保証金について、7月(鵠沼海岸店)、及び11月(藤沢店)に借入れ申し込みがあったものです。
藤沢店の店先
藤沢店の店先
 融資審査委員会では、提出資料及びヒヤリング結果を基に審査を行いました。
 06年度事業報告では、3ショップで約6,400件の品物の提供があり、総ボランティア人数は延べ2100人、売り上げは計約2,060万円になっています。地域の人々のWE21藤沢への共感、参加度が高いことが推察されました。


  モンゴルへのスタディ・ツアーも実施
 家賃等の費用、税金を引いた収益の独自の海外支援額では55万円、支援先は、モンゴル「スーホーの白い馬プログラム・里子里親教育支援」プロジェクト(PJ)、ブルキナファソ「栄養改善と栄養に関する教育事業」PJなど。
支援先を学ぶ講座やモンゴルへのスタディ・ツアーの実施など、海外支援先の情報を地域の人々に知ってもらう努力が行われています。
また、新たな広報手法として、バス停前に位置する藤沢店では、バス車内のアナウンスに「WEショップ藤沢店前」を入れる工夫をしています。  ミッションに基づいた積極的な事業活動・運動を評価し、融資を決定しました。鵠沼海岸店は8月、藤沢店は11月に融資を実行しました。
<鵠沼海岸店>
■融資金額;120万円
■期間;36ヶ月
<藤沢店>
■融資金額;80万円
■期間;36ヶ月   NPO法人WE21ジャパン相模原(相模原市)
    リサイクルショップ「WEショップ南台店」の不動産の更新契約費用 100万円

 NPO法人WE21ジャパン相模原は、市内3箇所のリサイクルショップ(若松店、南台店、ふちのべ店)を運営するNGO・NPOです。
WE21ジャパン藤沢と同じく、市民から不要になった品物(衣類、雑貨など)などを提供してもらい店舗で販売、収益から民際支援活動を行っています。今回、WE21ジャパン相模原も、WE21ジャパンとの支援事業等委託費について定額方式を選択、賃貸借契約主体となりました。  今回、南台店の更新期限にあたり、その保証金について借入れ申し込みがあったものです。
融資審査委員会では、提出資料及びヒヤリング結果等を基に審査を行いました。この結果、南台店では、売り上げは対前年比109%、来客数は117%、品物提供者115%、さらにボランティアも1割近く増え、他の2店舗も同様な伸びを見せています。充実したホームページや、ボランティアによる毎回7000枚の手配りによる広報紙「WEWE」の広報活動の力によるところも大きいと評価されました。


(南台店の見やすく工夫された店内)
南台店の見やすく工夫された店内  主要な目的である、民際支援では、06年度、JVC「パレスチナ・子どもの栄養改善支援」、アーユス仏教国際協力ネットワーク他「南北コリアと日本のともだち展」など、5つの支援先、48万円の活動を支援しています。また、相模台小学校の3年生4名をインターンシップで受け入れたりするなど、ネットワークを広げています。 このような活動・事業を評価し、融資を決定しました。


コミュニティ・ファンドによる環境コミュニティ・ビジネス支援モデル事業(環境省)の対象に
 また、このWE21相模原からの借入れ申し込みは、今年度、WCC設立準備会が環境省から受託した「コミュニティ・ファンド等における統合的先進取組調査(モデル事業)」に該当するとして選定しました。この調査は、持続可能な地域の環境保全事業(環境コミュニティ・ビジネス)を支援するWCC設立準備会やNPOバンクなどのコミュニティ・ファンド(CF)の役割が期待されているとし、当該CFが環境コミュニティ・ビジネスに対し、環境面・社会面・経済的持続性の面から、外部評価委員による評価、選定(融資)、助言(ワークショップ等)を行うというものです。
今回、この他にオルタスクエア(株)の「太陽熱温水システム設置費用」についても、モデル事業の対象であると選定しました。
 WE21ジャパン相模原については外部評価委員による評価、選定を経て、12月に融資実行を行いました。
■融資金額;100万円
■期間;36ヶ月
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◇コミュニティ・ファンドによる環境コミュニティ・ビジネス支援モデル事業
(環境省)関連ワークショップ−「みんなのWE21」にするために− を開催

   モデル事業として評価されたWE21相模原ですが、より地域とつながり、展開するために、いろいろな人に参加し、知恵を出してもらうことも必要です。
このため、1月12日(土)午後1時30分〜4時、小田急相模原駅ビル内「おださがプラザ」で、「コミュニティ・ファンドによる環境コミュニティ・ビジネス支援モデル事業(環境省)関連ワークショップを開催しました。
テーマは「みんなのWE21」にするために。氷雨の降る寒い午後でしたが、近所の麻布大学の学生・卒業生、東海大相模の高校生、WEショップの運営委員、ボランティア、相模湖町のNPO法人の方、実は行政マンの市民など47名が参加。「時間が足りなかった」の感想がでる盛り上がりでした。


(アイディアをポストイットに
書き込んで模造紙に貼り付けます)
アイディアをポストイットに書き込んで模造紙に貼り付けます  テーマの一つは「夢のリサイクルショップを作ろう」。移動WEショップだったらお年寄りに便利、憩いのカフェ機能がほしい、宿題みてあげるコーナーはどうか、子どもが遊べるコーナー、環境グッズ情報コーナー、等。 
「まちはもっと”つながれる”」では、現在ネットワークがある、今後持ちたい相手を出し合い、学校や役所、商店街などの他、警察、お祭り、温泉、他のリサイクル屋さん等がだされました。
実現できそうなもの、まだ遠いかなと思うもの、共に今後の活動に生かせるそうです。
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◇貸金業法施行の政令に対し意見書提出、金融庁と意見交換
   金融庁から改正貸金業法の政省令案が出され、パブリックコメント募集がありました。
内容を見ると、資産や経費の増大が予想され、NPOバンクの存続や新たなNPOバンクの設立は困難になることが予想されるものでした。
 全国NPOバンク連絡会では、97年8月、下記内容を柱とした意見書を提出し、またこれについて金融庁信用制度参事官室と意見交換を行いました。意見書が反映されるかどうか、今後も見守ることが必要です。
・貸付業務に3年以上従事の常勤役員の要件の削除(ボランティアベースで運営のNPOバンクは常勤は困難)
・NPOバンクの融資での個人保証人については、指定信用情報機関への加入・照会等の返済能力調査義務を除外する。
・特定非営利融資法人(NPOバンク)概念の導入
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◇グラミンバンク講演会「社会を変える金融」&パネルディスカッション
「地域金融機関の本質は」に参加

   12月5日、名古屋の東海労金本店で、昨年ノーベル平和賞を受賞したバングラデシュ・グラミン銀行のウマイ・クルスム副総支配人の講演会が開かれ、向田代表がパネラーの1人として参加しました。
グラミン銀行は、1976年、ムハマド・ユヌス氏が貧困をなくすために、貧困層、特に女性(グループ化)に対し銀行サービスを行ったのが始まり。借り手の97%が女性。
貸付金は仔牛の育成、縫製業などに使われ、返済率は98%。トタン屋根の家が持てた、簡易衛星トイレを利用等、貧困脱却の成果が語られまた。
   ◇      ◇      ◇   
◇第3回全国NPOバンクフォーラムのご案内
〜志金循環のつくり方〜−わたしのお金ができること−

   WCC設立準備会のような市民金融(NPOバンク)は、現在、日本で10近くになろうとしています。しかし、まだまだこの動きは知られていません。NPOバンクの輪が多くの人の間で広がれば、銀行や証券会社などによるこれまでの資金循環とは違う、環境や社会を考えた新しいお金の流れ(「志金循環」)を生み出すことができます。そこで第3回NPOバンクフォーラムを行います。ぜひ、ご参加下さい。
   ◎   ◎   ◎
■日時:2月2日(土)13:00〜 全体会
            2月3日(日)10:00〜 分科会
  ■会場:JICA地球ひろば
   (地下鉄日比谷線 広尾駅下車徒歩1分)
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◇本のご紹介
おカネで世界を変える30の方法

田中優+A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト【編】
(合同出版 定価=1300円(+税))
おカネで世界を変える30の方法   おカネの問題を取り上げた本ですが、「読者にとって、この本はおそらく初めて知ることがたくさん詰まった本だと思う」と編者の田中優さんは書いています。
「100円ショップで物思いにふけってみる」「戦争NOは言葉じゃなくおカネで」など、30の提案です。16人のNGOや市民団体メンバーによって書かれ、当準備会の向田代表も執筆しています。
 中学生にも分かるように書かれています。 当事務所にも在庫があり、お分けできます。
   ◇      ◇      ◇   
◇WCC事務所 転居のお知らせ
   この度、女性・信用組合設立準備会及びWCB事務所が、08年2月に引っ越すことになりました。
転居先は、現在の小島ビルの近く、馬車道駅徒歩2分。ビル5階の明るい部屋です。近くにおいでの際はお寄り下さい。
 電話・FAXは変わりません。
●新住所
   〒231-0006
 横浜市中区南仲通り4−39 石橋ビル5F
新事務所の場所
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◇返済完了先から「車は活躍!」の礼状

   川崎市の「NPO法人多摩食事サービスワーカーズ・コレクティブかりん」さんは07年8月末で返済(100万円、期間3年)を完了しました。うれしい礼状をいただきました。
   ◎   ◎   ◎
 かりんの1台目の配達車の購入を決め、融資を申し込むことを決めたのが、つい先日のことのようです。
1日2回、かりんのお弁当の配達に車は活躍しています。有難うございました。
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◇組織・資金・融資状況 (‘07年12月末)
    WCC設立賛同者(会員)

    ‘07/03末 ‘07/12末
    個人会員(人)423 430
    団体会員64 68

    WCC設立賛同者出資金 (千円)
‘07/03末 ‘07/12末
136,060134,840


    WCB貸付残高  34件/40,078千円


    <出資・増資のお願い>
引き続き、出資充当金を増やしましょう。
◆1口10万円(個人1口以上、団体3口以上)
◆お振込先
  口座番号  00270−7−87520
  口座名称  女性・市民バンク設立準備会
    <お知り合いをご紹介下さい>
資料・加入申込書等をお送りします。
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