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  WCCニュース      No.34  (2007.7.20発行)
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ヘッドライン
  No.34(2007.7.20)
◇ 第7回総会を開催
      組織の統合、運営費の確保対策を07年度の柱に
      06年度活動報告、決算報告の主な内容
      −07年度活動計画の主な内容−
      記念フォーラム/広がる・連携する各地のNPOバンク
      新潟コミュニティバンク
      東京コミュニティ・パワーバンク
◇ 融資審査・融資実行のご報告
      業組合 ワーコレキャリー  (横浜市緑区)
      大学授業料他 190万円  (横浜市神奈川区在住会員)
◇ 改正貸金業法の政省令案に、パブリックコメント提出へ
◇ NPOバンクのホームページができました
◇ 融資先(返済完了)からの礼状
◇ お願い!
◇ 組織・資金・融資状況(07年02月末)

◇第7回総会を開催
    組織の統合、運営費の確保対策を07年度の柱に


  6月18日、横浜開港記念会館会議室で女性・市民信用組合設立準備会第7回総会が開催されました。
会員総数491名の内29名が出席、委任状263名で総会は成立、提案された06年度の活動報告、決算報告、繰越金処理案は全て承認され、また07年度の活動計画、予算案についても提案どおり決定されました。
第7回総会で向田代表挨拶
第7回総会で質問
    −06年度活動報告、決算報告の主な内容−
1 会員の拡大は、加入10、脱退14の結果、年度末数は487(個人423、団体64)となりました。
2 出資金は260万円の増加がありましたが、減資、脱退が総会後の処理も含め491万円あった結果、1億3,605万円となりました。
3 融資では新規に個人3件145万円、団体6件 1,900万円を融資した結果、期末貸付残高は 5,238万円、平均貸付残高は6,337万円でした。
4 適確な審査、借入人の倫理感等から貸倒れも延滞も発生しませんでした。
5 諸般の事情により収入は毎年減ってきている中、人件費等の削減により06年度の収支は 黒字となりましたが、利息収入も低利(年平 均2.3%)のため、WCC、WCB合わせて 運営経費の捻出をどうするかが大きな課題で す。
6 貸金業法改正では、NPOバンクの適用除外 を求めロビー活動を行った結果、国会での附帯決議となりましたが、具体的内容については尚金融庁との折衝が必要です。

    −07年度活動計画の主な内容−
1 意志あるお金を地域で循環させるために、賛同者、出資金を引き続き増やします。
2 新規融資を2,500万円、融資残高を4,300万円とします。
3 これまで、WCC設立準備会で出資を募り、融資は個人事業のWCBという二つの組織で行ってきましたが、改正貸金業法の施行後2年半以内の純資産5千万円以上の要件や、金融庁見解「貸金業の法人は一般的法人格である必要は無い」を受け、長年の懸案であった二つの組織を統合する方法について検討します。
4 WCC設立準備会とWCBの運営はこれまで、貸付利息や生活クラブ運動グループや市民金融に期待する個人によって支えられてきました。しかし、低利での貸付利息は少額であり、調査研究や講演等の事業収入も社会情勢に左右されます。経費削減に取り組んできていますが運営は厳しく、一部の人たちだけの負担には限界があります。運営費確保のための対策について検討します。

    記念フォーラム/広がる・連携する各地のNPOバンク
    〜新潟・東京・神奈川の現場から〜

  総会後、記念フォーラム「広がる・連携する各地のNPOバンク」を開催しました。
パネリストは新潟コミュニティ・バンク常任理事の長崎忍さん、東京コミュニティ・パワーバンク(CPB)理事長の坪井眞里さん。昨年の貸金業法改正では地元の国会議員といち早く面談、議員会館の中を駆け回る等NPOバンク連絡会を引っ張る活躍をされたお二人です。
それぞれのバンクの設立の経緯、仕組み、事業内容や特徴について報告していただきました。
コーディネーターは向田代表。
    新潟コミュニティバンク
新潟コミュニティバンク
  新潟コミュニティバンクの設立は05年7月。
きっかけは、04年の「新潟7.13水害」と「新潟県中越地震」だったと、当時の生々しい様子がスライドで映し出されました。土砂、ゴミ撤去、家の再建等と共に、街や生活をいかに再生していくかが課題でした。
「震災」から「復興」への動きの中、市民は「人間は助け合って生きているのだ」を実感。義援金を生かし、志あるお金が回ることで地域の課題を解決し、大水害、大地震からの復興への新たなコミュニティづくりを目的にNPOバンク設立へ動き出しました。
地域の特産品を買うことやコミュニティバンクに出資することで地域が豊かになるとの話が印象的でした。


    東京コミュニティ・パワーバンク  多様なNPOに融資
東京コミュニティ・パワーバンク
  設立4年目にして既に会員560、出資金は9,100万円と急速に共感の輪が広がっている東京CPB。高齢者グループハウス「ほっと館」建設費、芝生運動場管理NPO法人「杉並アヤックスサッカークラブ」への運営資金等、多様な融資先や、「ともだち融資団制度」等が紹介されました。様々な挑戦が注目されています。


   ◇      ◇      ◇   
融資審査・融資実行のご報告
  4月11日、5月16日、6月21日、7月11日に融資審査委員会を決定し、 5件の融資を決定しました。その内融資を実行した2件について報告します。


企業組合 ワーコレキャリー (横浜市緑区)
事業拡大による車両購入資金 400万円

  企業組合ワーコレキャリーは、設立して10年。
パスチャライズ牛乳の配達、パン・菓子・消費材の配送、リサイクルショップの品物や精密機器の配送、リサイクル小型家具の運送、また、独自に良質な消費材を作っている生産者を発掘し販売する事業など、多岐にわた事業展開を行っている一般貨物運送事業経営許可を持つワーカーズ・コレクティブです。メンバー(組合員)は106名、06年度の総事業高は3億500万円になっています。


 今年度、新たに、東京の生活クラブ生協が取り組んでいるパンを、パン工場から神奈川県内と東京にある配送センターへ配送する事業を請負いました。
この配送車輌の購入費用の一部について借入れ申込があったものです。審査委員会では決算書や見積書、資金繰り表などの提出資料やヒヤリング結果を基に審査しました。


 この結果、取引先の状況の変化での厳しい運営を、別の取引先の拡大をはかるなど、様々な工夫や努力が見られることから融資を決定しました。


  購入した配送車輌は、朝、神奈川県綾瀬の配送センターを出発し、第3京浜、環八、練馬から外環状を抜け埼玉県戸田のパン工場へ。
天然酵母と水と砂糖と塩だけの材料、型油に湯洗い一番絞りの菜種油を使用した10種類の香ばしいパン80ケースを積み込みます。工場の職員からは、「腰に気をつけな。たかがパンだって馬鹿にすんなよ。」との優しくも適確な一言が。この後、再び綾瀬に戻り、他のパンと併せて配送センターのある神奈川県津久井と町田へ向かうのが1日のルートです。


  ■融資金額;400万円     
  ■期間;12ヶ月     
大学授業料他 190万円 (横浜市神奈川区在住会員)
  薬科大学在学中の会員のお子さんの授業料及び諸経費について借入れ申し込みがあったものです。
会員は食のワーカーズに立上げから現在も関わり、おつれあい亡き後、1人で2人のお子さんを育ててきました。提出資料及びヒヤリング結果を基に審査を行った結果、融資を決定。4月に実行しました。


  ■融資金額;190万円    
  ■期間;36ヶ月    
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改正貸金業法の政省令案に、パブリックコメント提出へ
  7月6日、金融庁から改正貸金業法の政省令案と、8月7日を期限とするパブリックコメント募集が公表されました。
内閣府令案では、最低純資産額の例外の「いわゆるNPOバンク」として、非営利、NPO法17分野に対する貸付、500万円以上の純資産、剰余金の分配を行わない、金利は7.5%等であることなどが要件となっています。


  しかしこれ以外の例外の記載は無く、貸付の調査義務として、個人への貸付の場合は指定信用情報機関の使用の義務付け、個人向け融資で年収の1/3を超える貸付けや一般的な返済能力を超える貸付については禁止等としています。
多重債務者への入り口の過剰貸付の禁止、未然防止には必要なことです。
しかし、NPOバンクの融資審査は、それぞれ独自の基準に基づいて慎重な審査を実施しています。
さらに、非営利・公益・低利のNPOバンクにとって、指定信用情報機関への加入・利用は不要の金銭的な負担になり、存続が困難になることが予想できます。 


  WCBも加入する全国NPOバンク連絡会として、以上の内容等をさらに検討し、パブリックコメントを提出することにしました。


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◇NPOバンクのホームページができました
  全国NPOバンク連絡会のホームページができました。アクセスしてみて下さい。
    www.npobank.net/


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◇融資先(返済完了)からの礼状
  07年6月末でWCBからの借入金(期間5年)を完済した藤沢のNPO法人ワーカーズ・コレクティブ実結さんから礼状が届きました。高齢者のためのデイサービス事業の立上げ資金についての融資でした。了解を得て一部ご紹介します。


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  WCCのあるビルに相談に行ってから、もう6年が過ぎていることに感無量です。おかげさまで「デイことは」は毎日大勢のご利用者がお見えになり、スタッフも張り切ってサービスを提供しています。
  WCBという金融機関がなければ、私たちのような市民活動の展開はありえませんでした。心より感謝します。
  今後は何らかの形でWCCの支援をしたいと思います。有難うございます。


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◇お願い!

  転居の際は必ず住所変更のご連絡をお願いします。TEL、FAXでご一報下さい。
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◇組織・資金・融資状況 (‘07年06月末)
    WCC設立賛同者(会員)

    ‘07/03末 ‘07/06末
    個人会員(人)423 426
    団体会員64 66

    WCC設立賛同者出資金 (千円)
‘07/03末 ‘07/06末
136,060133,440


    WCB貸付残高  35件/47,456千円


    <出資・増資のお願い>
引き続き、出資充当金を増やしましょう。
◆1口10万円(個人1口以上、団体3口以上)
◆お振込先
  口座番号  00270−7−87520
  口座名称  女性・市民バンク設立準備会
    <お知り合いをご紹介下さい>
資料・加入申込書等をお送りします。
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