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  WCCニュース      No.29  (2005.12.1発行)
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  No.29(2005.12.1)
◇ 金融審議会「中間整理」に「意見書」を提出
      ・意見書の概要【基本的な考え方】
      ・意見書の概要【中間整理への要望】
◇ 融資審査、融資実行のご報告
      ・NPO法人  ほほえみ  (横浜市瀬谷区)
      ・医療系専門学校の後期授業料  80万円  (横浜市神奈川区)
◇ 新たなNPOバンク、コミュニティバンクが名古屋に誕生
        若者たちが作った!  コミュニティ・ユース・バンクmomo(モモ)
◇ 中小企業・地域経済を支援する  愛知コミュニティバンクも設立
◇ 第2回NPOバンクフォーラム  〜お金に意思を持たせよう〜 開催案内
◇ ご案内  フィリピンと日本の子ども絵画展
◇ WCC・WCBの旗の寄贈を受けました
◇ 組織・資金・融資状況  (‘05年10月末)
◇ ご出資ありがとうございます

◇金融審議会「中間整理」に「意見書」を提出
    非営利の市民金融をつぶさないために

  女性・市民信用組合設立準備会も参加している「全国NPOバンク連絡会」では、7月7日に、金融審議会(首相の諮問機関)金融分科会第一部会から公表された投資サービス法などに関わる「中間整理」に対し、9月29日、意見書を提出し、配当を行っていない、流通していないNPOバンクへの出資については適用除外とすること等を求めました。
  今回の「中間整理」は、投資サービス法制定にあたり、その対象範囲、規制の内容、集団投資スキーム(ファンド)の具体的な規制、市場のあり方、ルールの実効性の確保などについてまとめ、市民に意見(パブリックコメント)を求めていたものです。   意見書の概要【基本的な考え方】
  投資サービス法により消費者保護が制度化することは、基本的には市民にとって歓迎すべきと考える。
  一方で、各種の「市民事業」を通じた「民による公共」の実現が、これからの社会を切り拓ことに大きく寄与すると考える。市民事業を促進するには、それにふさわしい資金循環が求められ、今後さらにNPOバンクが飛躍することが求められている。本制度がこの「民による公共」を促進されることを望む。
  意見書の概要【中間整理への要望】
  非営利への出資を投資サービス法、証券 取引法の対象から外すこと

  「中間報告」では、「投資商品」が提示されているが、NPOバンクへの出資は、より高い経済的効用を求めてはいない。次の3要件、@出資配当を行わない、A出資の譲渡を禁止、B脱退や解散時の払い戻しは出資額が限度、を満たすものは、投資に該当しないので、投資サービス法の対象からはずし、法に明記することを望む。
  又、同様の趣旨から、昨年改正の証券取引法による06年6月1日時点での500人以上からの出資は有価証券とみなす規定からNPOバンクを除外されること。
  今後も、審議にこの意見書が反映されるよう、様子を注視し行動していきます。

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◇融資審査、融資実行のご報告
  9月13日、10月12日に融資審査委員会を開催し、借入申込のあった3件について審査を行いそれぞれ融資を決定し、融資を実行しました。 


  ・NPO法人  ほほえみ  (横浜市瀬谷区)
    食事サービス事業の会員借入金の借り換え資金  100万円

  「NPO法人ほほえみ」は、高齢者、障がい者など生活の支援を必要とする方々に対し、年末年始と日曜日を除く毎日、食事の配食サービスを行っているNPO法人です。
対象地域は、横浜市瀬谷区と旭区南西部。01年1月に、「企業組合ワーカーズ・コレクティブももの木」の仕出し事業から配食部門を独立させ、3人で立ち上げました。立上げ資金約900万円(改修や内装費、業務用冷蔵庫やスチームコンベクション、配膳台などの調理器具や備品、運転資金など)はメンバー3人が出し合い、NPO法人が当該メンバーから借り入れることにしました。その後、返済を行ってきた結果、NPO法人の借入金残債が約300万円となったこと、メンバーが29人に増えたことから、メンバーからの借入金は完済し、その分及び運転資金をWCBから借り入れることにし、申し込みがあったものです。

  審査委員会では、提出書類、事業所訪問報告などを基に審査を行いました。その結果、採算性が低いとして他の事業者が撤退する中、安全な食にこだわり、個々人の体調に合わせたきめ細かい調理を実施、しかも食数を毎年伸ばし現在1日約140食を配っていること、また、障がい者も共に働く環境をつくっていること等、暮らしやすい地域つくりに貢献していることを評価、融資を決定し、10月28日実行しました。

  ■融資金額;360万円    ■金利(年);2.30%
  ■期間;60ヶ月    ■返済方法;元利均等月賦返済


     
140食が7人によって、手際よく作られていきます    希望によって松花堂弁当も    揚げ物はダメな人、肉はダメな人等、一人ひとりに合わせた料理が詰められていきます
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  ・医療系専門学校の後期授業料  80万円  (横浜市神奈川区)
  本件は、本年4月に融資実行した医大付属診療放射線専門学校(3年生)からの、後期分の学校授業料の借入申込みがあり審査したものです。
  提出書類及び本人のヒヤリングを実施。真摯な態度で勉学に励んでいること等から融資を決定、実行ました。
  ■融資金額;80万円    ■金利(年);2.75%
  ■期間;55ヶ月(7ヶ月据え置き)    ■返済方法;元利均等月賦返済


  新たなNPOバンク、コミュニティバンクが名古屋に誕生
  東海地方にNGOの若者によるNPOバンクと、中小企業家によるコミュニティバンクの二つの市民金融が誕生しました。市民の参加が続いています。

向田代表がWCCの活動を報告。新NPOバンクにエールを送りました。


  ・若者たちが作った!  コミュニティ・ユース・バンクmomo(モモ)
  青年による、東海地方ではじめてのNPOバンク「コミュニティ・ユース・バンクmomo」ができました。名前の由来は、ミヒャエル・エンデ著「モモ」から。
10月23日(日)午後1時から、名古屋の東海労働金庫本店会議室において設立総会が開かれました。WCC設立準備会の向田代表も出席、基調講演を行いました。
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  ユース・バンクmomoは、これまで、青年が主体的に国内外の環境問題に取り組むNGO−A SEED JAPANで、「お金の流れをエコロジーに変革することが、環境問題を生み出す社会の構造そのものを変える」と「コミュニティ・ビックバン・プロジェクト」を立上げ、活動してきました。この活動の延長線上に、NPOバンク設立があり、今回の立上げとなりました。
組織形態は他のNPOバンクと同じように民法上の任意組合で、融資、回収を有限責任中間法人が貸金業登録し行います。出資金は個人1口1万円、団体5万円。融資対象者は東海地域のmomoの正会員(団体・個人)、限度額は200万円(予定)、期間は1年以内、無担保ですが個人連帯保障人が2名以上必要で、ウエブサイトや会報で情報公開を行うことにしています。
審査基準として、7つのミッション−地域の問題を解決する事業か、市民参加を促進するか、他に先駆けて挑戦する事業か、継続性はあるか、人や組織が成長する事業か、他のモデルとなるか、人びとの暮らしに浸透する事業か、を掲げています。


  役員(理事・監事)の構成を、30才以上は2分の1以下、一方の性別が3分の2以下と定めているところがユースバンクらしい。立上げに関わってきた若者たちは「やりがいがある」「おもしろい」と。うれしい、市民金融の仲間が増えました! ・中小企業・地域経済を支援する  愛知コミュニティバンクも設立 愛知中小企業家同友会では、5年前から研究会を立上げ、「地域経済を支える中小企業家と市民自らの手による金融の仕組みづくり」に取り組んできました。このほど、出資を募る「地域資源ネットワーク」と融資・回収を行う「(株)愛知コミュニティバンク」が構想され、11月19日(土)名古屋国際センター研修室で設立総会が行われ、当会もメッセージを送りました。地域に根ざし、地域の人々の要求に応えるコミュニティビジネスの発展に努めるとのことです。
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◇第2回NPOバンクフォーラム  〜お金に意思を持たせよう〜 開催案内
  昨年7月、札幌で開かれたNPOバンクフォーラム。第2回の今年は、東京で開催します。現在、全国で10のNPOバンクが設立されています。 市民のニーズはどこにあるのか、お金はどこに使うべきなのか等について、各地のNPOバンクに関心を持つ人々が集います。
【全体会】 12月10日(土)13:30〜17:00 
【分科会】 12月11日(日)10:00〜13:00
【会場】 電機連合会館(港区麻布)
【主催】 第2回NPOバンクフォーラム実行委員会
※実行委員会 
A SEED JAPAN/いわてコミュニティバンク設置研究会/NPO夢バンク/コミュニティ・ユースバンクmomo/WCC設立準備会/東京コミュニティパワーバンク/新潟コミュニティバンク/北海道NPOバンク/未来バンク事業組合/全国NPOバンク連絡会
【全体会】
・報告:借り手の視点から、エコ貯金キャンペーン
・パネルディスカッション  「金融を手作りする」
【分科会】
こんな金融教育が必要/NPOバンクのつくり方講座/ ハウツウマネージ/今地域に必要な「お金」のしくみ/NPOバンク融資申込みワークショップ
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◇ご案内
    フィリピンと日本の子ども絵画展

  NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンは、フィリピンの子どもを中心に、その家族や地域が自立できるように地域開発支援を行っています。
 貧困削減への切り札として注目される「マイクロクレジット(小規模の資金を融資し、起業を助ける)」ですが、ただ融資するだけでは貧困はなくならないと、同法人は現地のNPOと共に「研修」を加えた「小規模ビジネス普及事業」を行う活動も行っています。
 今回、マニラのスラムの子どもたちの絵画ワークショップ(絵を描くことを通して自分を理解し未来の夢を創造する)での絵と、日本の子どもたちの絵画展「つながりプロジェクト」を開催します。
主催:NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン
    TEL:03-3399-8123 FAX:03-3399-0730
会期:06/1/23(月)〜29(日)
会場:スペース・インタータ(東京都港区北青山2-9-15)
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◇WCC・WCBの旗の寄贈を受けました
   千葉県在住の会員M.N.さんから、パッチワークキルトのWCC設立準備会・WCBの旗の寄贈を受けました。事務所入り口正面に掛けました。凛々しく暖かい、と評判です。(ブルーの地に、真ん中は伝統的なパッチワークキルト、レースやリボンも効果的です)
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◇組織・資金・融資状況 (‘05年10月末)
    WCC設立賛同者(会員)

    ‘05/03末‘05/10末
    個人会員(人)423434
    団体会員5960

    WCC設立賛同者出資金 (千円)
    ‘05/03末‘05/10末
    126,930132,250


    外部借入金       13,000千円


    調達資金量      145,250千円


    WCB貸付残高  46件/79,653千円
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◇ご出資ありがとうございます
   7月にNHK総合TV「特報首都圏」でWCC設立準備会の様子が放映され、出資や融資のお問い合わせを沢山いただきました。 「これまで随分多くの人に助けていただいた。今度は私が助ける番」と、障がいのある方や老人ホームに入居されている方から、「一人は万人のために、万人は一人のために。」とメッセージを下さった方、会員の方からのご紹介、増資して下さった方等々。皆さんありがとうございます。