- No.24(2004.8.10)
- ◇ 第4回通常総会を開催
- ・活動報告と方針を承認
- ・講演 全米で7000もあるコミュニティ銀行
- ・03年度活動報告の概要
- ・04年度活動計画の概要
- ・新役員
- ◇ 化学物質過敏症患者 転地療養施設 完成
- ◇ 融資審査、融資実行のご報告
- ・ (NPO法人)ピッピ親子サポートネット(横浜市青葉区) 1,000万円
- ・ (NPO法人)ワーコレさくらんぼ(横浜市瀬谷区) 500万円
- ・ (有)ワーコレ くわんね(横浜市中区) 130万円
- ◇ ―お金の流れを変えていこうー 第1回NPOバンクフォーラムに出席
- ◇ 出資型法人に関する行革事務局への申入れ賛同者に
- ◇ ご寄付をいただきました
- ◇ 貸金業登録を更新 3期目に
- ◇ WCC設立賛同者(会員)出資金状況・WCB貸付残高
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◇第4回通常総会を開催 ・活動報告と方針を承認
6月12日(土)、横浜市開港記念会館2階会議室において、出席者46名、委任状306名の出席により、女性・市民信用組合設立準備会第4回通常総会が開催され、2003年度の活動報告と2004年度活動方針が承認されました。
また、任期満了にともない役員の選挙が行われ、新役員(設立準備委員、監事)11名が選ばれました。

・講演 全米で7000もあるコミュニティ銀行
総会終了後、中京大学助教授由里宗之さんによる、『「コミュニティ・バンカー」とコミュニティの「協同」そしてコミュニティ・バンク新設の意義』の記念講演が行なわれました。
現在、米国にはコミュニティ・バンク(信金規模)は7000あり、毎年100〜200も新設されていること、地域の銀行を地域の人々が大事にしていることを、ビデオ(映画「イッツ・ア・ワンダフルライフ」)で説明し日本でも「仲間同士がお金を持ちよって助け合う」銀行の新設があっていいはずと話されました。
・03年度活動報告の概要
- 1.信組設立認可取得活動については、デフレが続く現状下での事業開始3年目の黒字達成は困難と考え、WCBを通じた融資の拡大、着実な回収につとめ、ノウハウを積み上げることに主眼を置く活動を行ないました。
- 2.新たに個人19人、4団体の加入がありました。
- 3.出資充当金は期末に1億1,709万円となり、年間1,760万円増加しました。
- 4.ドイツ協同組織金融の調査を行いました。
- 5.市民事業の借入需要に応えるため、引き続き生活クラブ運動グループの団体から資金の借入を行いました。
- 6.WCBを通じた期末融資残高は1億1,706万 円、平均残高は1億2,243万円で計画を500万円上回りました。平均約定金利は2.3%となりました。
- 8.融資審査委員会を審査案件がある場合定例日に開催し、慎重な審査を実施しました。
- 9.貸倒れは1件も発生しませんでした。
・04年度活動計画の概要
- 1.信組設立認可取得に向け引き続き努力し、認可要件について問題提起していきます。
- 2.個人30人、8団体の会員拡大をめざします。
- 3.出資充当金1,000万円を増やし、WCBを通じて会員間の金融の相互扶助を行います。
- 4.WCBを通じ、12件、5,000万円の新規融資を行い、平均残高を1億1,436万円とします。
- 5.確実に期日に回収できるよう、引き続き融資先への事前連絡を徹底します。
- 6.新規借入先の様々な主体を検討します。
- 7.WCBにふさわしい法人化を検討します。
・新役員
- ○準備委員
- 菅沢富江、上條安司、福田泰子、檜山智子、一色節子、岡田百合子、牧島佐代子、郡司真弓、向田映子(後1名はワーコレ連合会から選出)
- ○監事
- 大嶋朝香、酒井由美子
なお、04年度第1回準備委員会で、向田映子氏が代表に選出されました。

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◇化学物質過敏症患者
転地療養施設 完成
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2002年6月に、NPO法人化学物質過敏症支援センターの「中伊豆・化学物質患者転地療養施設」の土地(3900u)購入資金を融資しましたが、本年6月、施設(8世帯分賃貸用共同住宅)が完成し、入居が始まりました。
施設は木造、外壁はしっくい、居室の壁はホーロー、床は大理石、接着剤は不使用などの配慮がされています。
入居して1週間の20代女性は「どこにも住む所がなかった。3日目からすごく調子が良くなった。土地購入資金を貸してくれた、WCC・WCBの方々に感謝している」と話されました。 |
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◇融資審査、融資実行のご報告
(NPO法人)ピッピ親子サポートネット(横浜市青葉区) 認可保育園の申請時必要資金、事業
立上げ時までの資金 1000万円
ピッピ親子サポートネットは、一人一人の子どもの育ちを保証した保育サービスを提供すると共に、地域の子育て力を高め合う場を参加型の市民事業で行なうこと等を目的に立ち上げた横浜市青葉区のNPO法人。
地域社会のために土地を有効に使いたいという所有者の申し出から、高齢者のグループホームと、30名規模の保育園を合築することになり、建物は地主さんが建て、賃借してピッピが保育園の運営を担うことになったものです。
◎ ◎
今回、認可保育園、横浜市民間保育所整備促進事業、横浜市民間保育所賃借料補助事業の申請時に必要な資金と、05年4月からの事業立上げ時までの必要資金について借入申込があったものです。
審査委員会では、認可を取得できなかった場合の対応、寄付金収入の根拠と経緯、業務を担うワーコレ立上げの見通し等について再度ヒヤリンを実施し、確認した結果、融資を決定し、5月11日実行しました。但し、認可を取得できなかった場合は返済し、必要な場合は、別途申込んでもらうことにしましたが、6月末、横浜市から認可を受けました。
- ■融資実行金額;1,000万円
- ■金 利;2.3%(年)
- ■期 間;5年(1年据置き)
- ■返済方法;元利均等月賦返済
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基礎工事が始まった保育園予定地 |
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(NPO法人) ワーコレさくらんぼ(横浜市瀬谷区) 認可保育園の申請時必要資金等500万円
−認可得られず、一括返済される−
ワーコレさくらんぼは、1997年設立。個々の子どもの個性を受けとめ、自立への育ちを援助すると共に、子育て中の家庭を伴走者として支える保育園を目指し運営してきました。
現在2園で横浜保育室事業を行なっていますが、入園希望者や3歳以上の継続保育を望む声が多く、待機児解消、0歳から就学までの一貫保育の実施を目指し、認可保育園を申請することにし、2箇所の候補地の申請に必要な資金の一部の借入申込があったものです。
審査委員会では、提出書類を点検、申請の場所は保育園としてふさわしい環境か、ワーコレメンバー全員の合意はとれているか等のヒヤリングを実施した結果、実践に基づいた当事者の意欲の高さ等を評価し、2件の融資を決定、1件については5月18日実行しました。但し、認可が得られなかった場合は直ちに返済してもらうことを条件とし、もう1件(500万円)については、認可を得た場合に実行することにしました。
- ■融資実行金額;500万円
- ■金 利;2.3%(年)
- ■期 間;5年
- ■返済方法;元利均等月賦返済(認可を得られない場合は一括返済)
しかし、今回瀬谷区では他企業が認可を取得、さくらんぼは認可を得られなかったため、7月2日、残金4,920千円が一括返済されました。
(有)ワーコレ くわんね(横浜市中区) 運転資金 130万円
有限会社ワーコレ くわんねは、食品、包装資材、石けん等の配送、食関係のワーコレへの原材料の卸売りを行なっている。今回、仕入れ品の早期入荷に伴う期末在庫の問題等から、運転資金の借入申込があったもの。
委員会では、事業高目標達成方策、GPR(荒利益率)対策等、ヒヤリングを含めて審査した結果、融資を決定し、7月30日実行しました。
- ■融資実行金額;130万円
- ■金 利;2.5%(年)
- ■期 間;5年
- ■返済方法;元利均等月賦返済
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◇―お金の流れを変えていこうー 第1回NPOバンクフォーラムに出席
7月16、17日、北海道札幌市で、−市民がつくる「銀行」−「第1回NPOバンクフォーラム」が開催され、当準備会から向田代表が出席しました。
市民が拠出した資金を基に、風力発電を2基建設したNPO法人北海道グリーンファンドの杉山さかえ理事長による基調講演「NPOと資金調達」の後、「ボランタリー・ファイナンスの可能性」についてのパネルディスカッションが行われました。
コーディネーターに、樽見弘紀(北海道NPOバンク理事)、向田、田尻桂史(日本NPOセンター事務局長)、田中優(未来バンク事業組合理事長)、山口郁子(中央労金営業推進部次長)、杉山直人(北海道NPOバンク理事長)の各氏がパネリストとして活動や事業の報告、問題提起を行いました。

NPOへの融資といっても、それぞれ設立の経緯や目的に違いがあり、資金の集め方、融資制度、資金ニーズに違いもありました。
戦争と石油から問題提起、貯蓄に意思を持たせようと10年実践してきた未来バンク、既存金融機関では唯一NPO融資を広げてきた労金、北海道や札幌市からも出資を募った北海道NPOバンク、つなぎ融資が多いところ、上限200万円のところ等々。 しかし、市民事業への融資を通じてお金の流れを変えたいという思いは共通していました。
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◇出資型法人に関する行革事務局への申入れ賛同者に
当準備会ではかねてより、NPO法人に出資の概念がないことの不備を指摘してきました。
現在、審議中の「公益法人改革有識者会議」事務局案に、WNJ、公益法人改革オンブズマンが中心になり「財産拠出(出資)型法人制度」が入るよう要望書を6月30日提出しましたが、賛同者の一人となりました。
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◇ご寄付をいただきました
横浜市港北区在住の会員K.Hさんから、「自分も高齢化し、物事を整理しておきたい。WCCの趣旨に賛同し出資しているが、これを寄付したい」との申し出があり、5月に20万円ご寄付いただきました。ありがとうございました。
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◇貸金業登録を更新 3期目に
貸金業登録は有効期間3年であるため、3年ごとに登録更新の申請が必要です。04年8月1日、2回目の登録更新をしました。手数料が15万円と従来の3.5倍の値上げは、昨年のいわゆるヤミ金融対策法によるものですが、効果はあるのでしょうか。低利融資のWCBにとっては痛い出費でした。
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◇WCC設立賛同者(会員)・出資金状況・WCB貸付残高
WCC設立賛同者(会員) (04年7月末現在)
| '04/03末 | '04/07 |
| 個人会員 | 469 |
471 |
| 団体会員 | 54 | 57 |
出資金充当金 (04年7月末現在)
| '04/03末 (千円) | '04/07(千円) |
| 個人会員 | 95,020 | 96,360 |
| 団体会員 | 22,070 | 23,670 |
| 計 | 117,090 | 120,030 |
★夫の遺産の一部を市民事業支援に生かしてほしいと、大和市在住の市民から10口の出資をいただきました。
外部借入金 (04年7月末) 50,000千円
調達資金量 (04年7月末) 170,030千円
WCB貸付残高 (04年7月末)
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