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  WCCニュース      No.20  (2003.8.1発行)
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  No.20(2003.8.1)
◇ 第3回通常総会を開催  ( ニュース記事と一部重複)
      2002年度活動報告の概要
      2003年度活動計画の概要
◇ 市民事業2件に融資を決定
      (企)W.Coにんじん 「ケーキ工房」大丸ブランチ
      (NPO法人)W.Coグループとも
◇ ホームページ開設しました!
◇ (社)全国信用組合中央協会会長と意見交換
◇ トピックス
◇ WCC設立賛同者(会員)出資金状況・WCB貸付残高

◇第3回通常総会を開催
  6月14日(土)横浜市開港記念会館において、会員47名の出席、委任状270名で第3回通常総会が開催され、議長に梅野りんこ(横浜市旭区)さんを選出。2002年度の活動報告と2003年度の活動計画について討議した結果、議案は全て承認されました。


  来賓には、
来年4月から私たちと同じような相互扶助による市民金融を開始する東京のコミュニティファンド設立準備会の坪井真里さん、聖学院大助教授柴田武男さん、衆議院議員浅尾慶一郎さん、神奈川ネットワーク運動代表村田邦子さん、ワーカーズ・コレクティブ連合会副代表木村真紀子さんが出席されました。


  総会終了後、日本政策投資銀行新規事業部・阿由葉真司さんによる、資料やプロジェクターを使った記念講演「ヨーロッパの市民が作った協同組織金融機関−地域の公益プロジェクトを実現するための『三方一両"得“』の発想」が行なわれました。


   総会    総会
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◇2002年度活動報告の概要
1.信用組合設立認可取得活動については、貸付需要があることの証明として、WCBを通じた融資の拡大、確実な回収に主眼をおく活動を行いました。


2.個人会員は計画の2倍の53人の加入がありましたが、団体では計画15に対し4団体の加入にとどまりました。


3.出資充当金は、計画750万円を大きく上回り1,289万円の増加となり、期末に9,949万円となりました。7月以降は毎月増加となりましたが、特に1月は、TVで紹介された結果、531万円の増加となりました。


4.年度半ばに借入申込が急増してきたことから、WCBの融資資金として、新たに生活クラブ運動グループの6団体から総額2,300万円の借入れを行い、会員への融資に役立てました。


5.WCBを通じた融資は、計画に対し、期末残高では130%増の1億2,068万円、平均残高では1億605万円と計画を大きく上回りました。これは、WCBの認知度が上がったこと、市民事業団体の拡大再生産意欲が高まっていることを反映したものと思われます。又、今年度は特に、高齢者福祉、保育分野の融資が増えました。総会


6.融資金の回収は、厳正な審査や、融資先と連絡を密にする努力を行ない、又融資を受けた側も責任感をもって返済を行なっている結果、1件の貸し倒れも延滞も発生しませんでした。


7.融資審査委員会を月1回定例開催して審査を行いました。案件によっては、必要書類の提出を求めたり、再度聞取りを行なう等、慎重な審査を行いました。
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◇2003年度活動計画の概要
    さらに賛同者を拡大し出資充当金を増やします

1.WCC設立賛同者の拡大、出資充当金の増強、融資の拡大や確実な回収を通じ会員間の相互扶助を強め、信用組合設立認可取得準備を引き続き行います。


2.個人会員を30人、団体会員を10拡大し、期末の個人会員を480人、団体会員を60団体にします。


3.年間の出資充当金額を個人433万円、団体318万円増やし、期末目標額を総額1億700万円にします。


    市民事業の起業・拡大発展、地域経済の循環に寄与します
4.融資を通じ、市民事業の起業、拡大発展に寄与し、地域経済の循環に寄与します。申込案件については、融資審査委員会において公正を期して審査します。融資先の拡大を図り、期末貸付残高の目標を1億1,500万円とします。


5.融資資金調達はWCC設立賛同者出資金を基本とします。不足する融資資金については、生活クラブ運動グループの各団体からの借り入れを行なう他、WCC設立賛同者等個人からの借入方法について検討します。期末調達資金量を1億4,900万円とします。


6.ホームページを立ち上げ、三つ折パンフレットをリニューアルし、WCC設立準備会、WCBの広報・宣伝に役立てます。


7.公益プロジェクトに特化して融資を行なっているドイツの協同組織金融機関の現地調査を行い、WCC設立準備に反映させます。
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◇市民事業2件に融資を決定
    (企)W.Coにんじん 「ケーキ工房」大丸ブランチ(横浜市都筑区)
    改装、厨房設備購入費用 500万円

  企業組合(略;企) ワーカーズ・コレクティブ(略:W.Co)にんじんは、1982年、日本で初めて創られたW.Coで、生活クラブ生協の共同購入の新形態として誕生したデポーの業務を請負いました。


  1996年より、デポーの業務は各デポーの新たなW.Coが請負い、W.Coにんじんは惣菜の製造・販売部門に特化した企業組合として新たに出発しました。
メンバーは66名、自己資金796万円、現在デポーに隣接する5ブランチで事業を展開しています。


  洋菓子店創出プロジェクトから
  昨年、「6ブランチ創出計画」から「洋菓子店創出プロジェクト」を立ち上げました。
プロジェクトの報告から、現大丸ブランチ(横浜市都筑区)を分割改装し、半分を惣菜厨房、半分をケーキ工房にすることに決定し、その改装費用、厨房設備購入費用の一部費用500万円について借入申込みがあったものです。


  審査委員会では、プロジェクト報告書、見積り書、資金繰り表、決算書、現地調査、聞き取り調査報告等を基に審査を行ないました。
審査の結果、メンバー全員が一丸となってケーキ工房事業成功に意欲を燃やしていること、綿密な計画、1日の売上目標の妥当性、ケーキ工房ブランチのメンバーが目標通り集まっていること、味や作業が迅速なことに定評があるメンバーが存在すること等を評価し、融資を決定、8月1日融資を実行しました。
ケーキ工房名は「ラサンブル(仏語;集合)」。
この10月に、全デポーに登場の予定です。
    ■融資金額;500万円 
    ■金利(年);2.2% 
    ■期      間;5年
    ■返済方法;元利金等月賦返済
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    (NPO法人)W.Coグループとも
地域福祉拠点 (川崎市麻生区)のエレベーター設置費用 400万円

   特定非営利活動法人(略;NPO法人)W.Coグループともは、1989年から、川崎市麻生区にある生活クラブ生協の「生活リハビリクラブ麻生」のデイサービスや在宅介護支援センター請負、子育て支援や家事介護、介護保険の高齢者介護事業、川崎市委託の精神障害者ホームヘルパー派遣事業を行なってきたW.Coです。
03年4月、NPO法人格を取得し、介護保険事業者なりました。メンバーは93名、自己資金930万円。


  ミニデイサービスと緊急宿泊施設をつくりたい
  これまでメンバーが地域福祉貢献・還元のために積立金の使いみちについて、昨年「新事業プロジェクト」を立ち上げ検討してきた結果、10人規模のデイサービス、ミニデイサロン、緊急対応時の独自短期宿泊施設、事務所機能を持った「地域福祉拠点」を作ることを決めました。
メンバーの知人の紹介から、王禅寺西に3階建てを借りられるめどがつきましたが、3階建てであることからエレベーターの設置が必要であり、自己資金だけでは不足となる分について借入申込があったものです。

  審査委員会では、提出資料、現地調査や聞取り結果等を基に審査を行いました。
その結果、主要メンバーの合意水準が高いこと、家事介護事業も伸びており、独自デイや短期宿泊施設は全体の中でまかなう計画であること、新たに自らの活動拠点を持ち地域福祉を広げるというチャレンジ性等を評価し、融資を決定しました。
付帯意見として、今後、部門別の収益を明らかにし活動内容を分かりやすい形で公開し事業性を高めること、メンバーの世代拡大をはかっていくことを求め、7月28日、融資を実行しました。
  ■融資金額;400万円 
    ■金利(年);2.2%
    ■期      間;5年
    ■返済方法;元利均等月賦返済
総会
     地域福祉拠点全景

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◇ホームページ開設しました!
総会   お待たせしていたホームページを、6月10日開設しました。
日経金融新聞で紹介された私たちの活動、事業に関心を持った横浜市都筑区の方から、早速、ホームページを見たとの連絡をいただき、その後、設立賛同者になってくださいました。
今後は、リアルタイムでの更新に努めていきます。
URL
  http://www.wccsj.com



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◇(社)全国信用組合中央協会会長と意見交換
      −信用組合の新設をテーマにー

   7月30日、(社)全国信用組合中央協会(全信中協)会長主催の信用組合の新設をテーマにした懇談会に向田代表が出席しました。


   この10年間、信用組合は393組合から191組合に減少してしまいました。
減少の3分の2が経営破たんで、主な原因として、融資の特定業種の偏り・大口化、トップの独走、有価証券運用での過大なリスク負担等があげられています。
(社)全信中協は「信組のあり方等に関する特別委員会」を設け、今後の信組のあるべき方向を探ってきました。
今回、新任の会長が業界の生き残りをかけ、「これからは新規に信組を立ち上げようとしている団体を支援したい」と表明、WCC設立準備会に声がかかりました。


   会合に出席のアメリカのクレジットユニオン(小規模の非営利金融機関)を研究している由利宗之中京大助教授は、アメリカでは現在もクレジットユニオンがいくつも出来ていることを報告し、(社)全信中協は「NPOの運動体」「新規信組支援部隊」として「バックアップ体制」をとるべきと発言。
賛同者や融資が広がっている私たちの事業と運動が、学者や業界を動かしつつあることを実感しました。光が見えてきました。
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◇トピックス
  うれしい増資2件の報告です。港北区のIさんから「資金不足と聞いて」、泉区のGさんは「銀行預金の金利はゼロに近い。退職金の有効な使い途を妻と話し合ってWCCに」と。


  新しい賛同者も、「以前、W.Coメンバーで説明を聞いて」「会員からパンフレットをもらって」「議員になったら即声をかけられた」と、様々なお誘いがあったことが分かりました。皆さん有難うございます。


  貸付金の返済は全て順調です。6月、団体と個人会員の完済が2件ありました。
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◇WCC設立賛同者(会員)・出資金状況・WCB貸付残高
    WCC設立賛同者(会員)
  (03年7月末現在)

期首'03/07
個人会員450457
団体会員5052
--
  ★5〜6月の新規加入者
  個人(住所);横浜市都筑区、港北区、南区、神奈川区、川崎市多摩区、麻生区、相模原市
  団体;W.Coグループとも(川崎市麻生区)、W.Coこかげ(座間市)


    出資金状況  (03年7月末現在)

期首'03/07
個人会員79,67087,260
団体会員19,82020,670
99,490107,930

    WCB貸付残高  (03年7月末)
件数貸付残高(千円)
45118,597