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  WCCニュース      No.19  (2003.5.10発行)
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ヘッドライン
  No.19(2003.5.10)
◇ WCC設立賛同者出資充当金  1億円を超えました!
◇ 4月融資審査委員会  市民事業と個人の2件に融資を決定、実行
◇ 融資実行先訪問(1)(NPO法人) ViVi(厚木市)
◇ 融資実行先訪問(2)ネスト瀬谷園(横浜市瀬谷区)
◇ 資金借入れ報告
◇ 講師を派遣しました
◇ 第三回通常総会・総会記念講演のご案内
◇ WCC設立賛同者(会員)出資金状況・WCB貸付残高

◇WCC設立賛同者出資充当金    1億円を超えました!
  5月8日、WCC設立準備会の出資充当金が1998年2月開始以来、1億9万円になり、当初の目標1億円を突破しました。


  元本を保証せず、配当金もこれまで出ず、また約束もしてきておりませんが、地域社会・地域経済に貢献する非営利・協同の市民金融設立の趣旨に賛同し出資して下さった個人、団体の方々は、5月8日現在、個人は451人、団体は51団体となっています。
1億円突破を担った設立賛同者は、3口(30万円)出資のNPO法人ワーカーズズ・コレクティブ「グループとも」(川崎市麻生区)。家事介護支援サービス、デイサービスを行っている「生活リハビリクラブ・麻生」のケア部門を請け負っているW.Coです。


  金融機関の社会貢献が問われながら、NPO等への融資は依然として進んでいません。WCBを通じての市民金融への期待はますます高まっています。
今後も、引き続き、賛同者の拡大、出資充当金の増強に努めていきましょう。


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◇4月融資審査委員会  市民事業と個人の2件に融資を決定、実行
    1.NPO法人 MOMO(厚木市)
    サービスハウス「第2ポポロ」   :  創設に伴う不動産・改装資金1,000万円

  サービスハウス「ポポロ」(厚木市)、デイサービス「やまびこ」(横浜市青葉区)の運営主体であるNPO法人モモより、横浜市緑区中山に元企業の独身寮を改装した「第2ポポロ」を創設することになり、家主との不動産賃貸借契約成立に伴う改装資金1,000万円の申込があったもの。
JR横浜線中山駅から徒歩7〜8分、南側が線路。居室30室で、外側にエレベーターを設置。改装に伴う全費用約1億4,100万円は、WCBからの借入の他、モモ自己資金、会員借入等で賄うという計画です。


  4月16日開催の審査委員会では、提出された資料を基に審査。厚木のポポロが順調に運営されていること、第2ポポロの運営を担うW.Coについては、リーダーを中心にプロジェクトが立ち上がっていること、既に12名の入居申込予定があること等から融資を決定し、4月30日実行しました。
 ■融資金額;1,000万円
 ■金利(年);2.2% 
 ■期間;3年
 ■返済方法;元利均等月賦返済
 2.会員の子ども(横浜市神奈川区)
    親と子の自立を助ける教育ローン  :  大学授業料 

  大学授業料等の費用についての申込について、提出資料を基に審査を行った結果、融資を決定し、4月24日実行しました。
 ■融資金額;100万円
 ■金利(年);2.75%
 ■期間;5年
 ■返済方法;元利均等月賦返済
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◇融資実行先 訪問(1)
    (NPO法人)ViVi(厚木市)「子ども未来じゅく」
    認可保育園 ViVi、学童保育なないろのたね、学習教室スペース202
  本年1月28日に、改装及び設備整備資金1,000万円の融資を実行したNPO法人ViViの保育園、ViViのスペースを活用した学童保育なないろのたね、学習教室スペース202の改装工事が終わり、保育園は4月1日から、スペース202では語学教室、学童保育では準備会がそれぞれスタートしました。4月21日、向田代表、鵜飼事務局員で現地を訪問し、事務局長の高橋さんに状況を伺ってきました。また、4月29日にはお披露目の会が開かれました。

保育園ViVi写真
  NPO法人による初めての認可保育園ViVi
  国の待機児童対策の規制緩和によって、NPO法人による賃貸建物での運営が可能になった認可保育園。NPO法人MOMOが、元コンビニや事務所を改装して、全国では8番目、神奈川では初めて認可保育事業を行うことになったものです。
  保育園ViViは1階部分の165u。玄関に入ると、杉の香りが立ち込めます。厚さ30ミリの杉の床材は、丈夫で暖かく、化学物質を排除したもの。室内は児童福祉施設最低基準に従って、0〜1歳児の乳児室、2歳児以上の保育室、調理室、小さな便器の並ぶ子供用トイレ、浴室、調乳コーナー、医務室等が整備されています。乳児室も保育室も明るく、広々として、子どもたちが裸足で元気に駆け回っていました。調理室も清潔で、広く、約100人分の調理ができるスペースがあり、最新の業務用厨房機器が設置されています。調理はW.Coレンチェに委託。ViViだけでなく、近隣への食事サービスを近く開始する予定とのことです。


  園児は現在28人が在籍。5月には定員の30人になります。開園は月曜から金曜まで、午前7時30分から午後6時30分まで、延長は7時まで。 保育士は、近隣の大学やハローワークで募集したところ、すぐに応募があったとのこと。17人の保育者全員がW. Coおりがみのメンバーですが、10代1人、20代7人という若いW.Coです。
  「開園して3週間ですが、母子家庭や外国籍市民、DVの兆候のある家庭など、社会にある沢山のテーマが入り込んでいます。」理事長の又木京子さんの報告です。

保育園ViVi写真2
  スペース202と、学童保育なないろのたね
  2階は65uが1室、68uが2室。1室は事務室、保育者の休憩室。1室は子どもから大人までの学びの場「スペース202」。
運営はViViの直営で、中国語、韓国語、スペイン語の語学教室3コースがスタートしていますが、ダンスなどにも十分利用できそうです。もう1室は学童保育「なないろのたね」。
「W.Coなないろのたね」の7名のメンバーが準備を進めていますが、既に2名の小学生が通い始めています。

このように多様な市民事業が行われる「子ども未来じゅく」には、様々な夢が広がっているように見えました。

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◇融資実行先訪問(2)ネスト瀬谷園(横浜市瀬谷区)
    NPO法人 ワーカーズ・コレクティブ さくらんぼの保育室
    ネスト瀬谷園(横浜市瀬谷区)
    移転した保育室は瀬谷駅近く 広い、明るい、きれい!

  ネスト瀬谷園の移転に伴う費用(家賃・保証金、新物件改装費、旧物件改修費)の一部として、1月28日、700万円の融資を実行したNPO法人W.Coさくらんぼ。
同園は、移転後も横浜市の認可外保育室に対する支援事業「横浜保育室」の認定を得られることになっています。
  4月1日、移転先での新たな開園を迎えた同園を、向田代表、鵜飼事務局員が訪問しました。
さくらんぼの保育室写真
5年の経験が生かされている造作
  相鉄線瀬谷駅から歩いて5分、商店街と住宅街の接点にある個人住宅の1階部分で、2、3階は大家さんの住居です。建築後間もない建物で、大家さんは当初診療所への賃貸を計画していたとのことです。移転に当たり、移転プロジェクトを立ち上げ、間取り、造作、建築材等を検討したとのこと。これまでの経験も生かされ、納戸の作りなど、随所に工夫が見られます。


  面積は約124uあり、乳児室は完全に仕切られ、3つに分けられる保育室も広く、調理室も明るく、以前は別のフロアにあった保育者の休憩室も同じフロアにとれています。建築材は化学物質に配慮、床と壁の下半分は、傷はつきやすいけれど柔らかく、暖かいという理由でパイン材が選択されていました。


  防音材をしっかり
  天井、床に防音材をしっかり施したのは、大家さんから「くれぐれも音が回りに漏れないように」に」と言われたためで、窓ガラスもペアガラスにしています。当日も子どもが元気に保育室内で走り回ったり、椅子から飛び降りたり、音楽に合わせて体操をしていましたが、窓を閉めているかぎり、音漏れは全くないそうです。


  子育て支援活動も
  面積的には34名の子どもの受け入れが可能だということですが、現在は0歳から3歳、27名が通っています。月曜から土曜日までの月極め保育や時間外保育の他、3歳を中心とした幼児とその親向けに、集団遊びの場の提供と子育て相談の「プレイルームポップ」、幼稚園への通園支援の「キッズルーム」等も行なっています。
  南側の窓の外の道は、買い物、通勤、通学の人が通り、ネスト瀬谷を覗いていきます。将来保育士志望で、週1回ボランティアで来ている高3の女生徒1名がたまたま来ていました。
保育者は、話し合いを重ねた結果、現在全てのメンバーがW.Coメンバーになっています。


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◇資金借入れ報告
  WCBの市民金融事業が知られるようになり、起業や、拡大再生産事業を展開する際、「不足する資金はWCBから借入れて」資金計画を立てる市民事業団体が増えてきています。まだまだ小さい神奈川の市民資本セクターの拡大に寄与できることは嬉しいことです。
また、WCC設立準備会の目的に賛同し出資充当金もこの1年で1,000万円増加しました。しかし、資金需要の伸びに出資充当金の増大が追いつかない状況が続いています。


  このため、福祉クラブ生協理事会の理解を得て、3月17日、新たに700万円の借入を実行しました。条件は、連帯保証人2名、期間2年一括返済、利率(年)0.5%です。
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◇講師を派遣しました
  他団体から、研究会、職員研修会、大学講義への講師派遣依頼があり、講師を派遣しました。
  • 市民セクター政策機構「社会的経済」促進プロジェクト公開研究会(2月17)
        『女性・市民バンクの融資審査基準』  一色節子融資審査委員長
  • (財)神奈川県労働者信用基金協会主催役職員研修会(2月17日)
        『WCC設立準備会及びWCBの実践』  向田映子代表
  • 産能短大コミュニティ特論(4月30日)
        『市民事業に対する金融面からの支援事業』  向田映子代表

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◇第三回通常総会・総会記念講演のご案内
■第三回通常総会
   日時:2003年6月14日(土)10:30〜11:30
   場所:横浜市開港記念会館 2F会議室
      (横浜市中区本町1-6 JR関内駅徒歩8分)
   審議内容:
         1.2002年度活動報告、決算報告
         2.2003年度活動計画、予算案
         3.その他
■総会記念講演
   日時:2003年6月14日(土)11:30〜12:30
   場所:横浜市開港記念会館 2F会議室
   講師:日本政策投資銀行新規事業部、前フランクフルト次席駐在員  阿由葉真司氏
   演題:−ヨーロッパの市民が作った協同組織金融機関−
      地域の公益プロジェクトを実現するヨーロッパの小さな金融機関について、事例を元に、お話していただきます。
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◇WCC設立賛同者(会員)出資金状況・WCB貸付残高
    WCC設立賛同者(会員)出資金状況
  (03年3月末現在)

会員数出資充当金(千円)
期首03/31期首03/31
個人会員39745068,93079,670
団体会員465017,67019,820
86,66099,490


    WCB貸付残高  (03年3月末)
件数貸付残高(千円)
44120,686